小林牧場とは?

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小林牧場

小林牧場(こばやしぼくじょう)とは、千葉県印西市小林にある東京都競馬が管理する、大井競馬に所属する競走馬の育成・調教、休養を目的として設置されたトレーニングセンターで、正式名称は「大井競馬小林牧場」といいます。

この小林牧場は木々に囲まれた自然豊かな環境で敷地面積は487,282㎡、練習馬場(一周1,100m)の他、地方競馬界初の全天候型馬場(ニューポリトラック※)を用いた調教用坂路コース(総延長1,050m)を備えています。

中央競馬の場合トレーニングセンターが設けてあり、そのトレーニングセンター内に厩舎が設置されていますが、地方競馬は競馬場に厩舎が併設(内厩制)されていることが多く、トレーニングセンターに設置されている厩舎(外厩制)は少数派です。

トレーニングセンターの厩舎に所属している競走馬が出走する場合、競馬場まで輸送することになり、それが競馬場に併設されている厩舎に所属している競走馬に対してハンデになるのではないかと言われることもありますが、中央競馬では当たり前のことで、それをハンデと考えるのは早計ではないでしょうか。
競走馬も本来は自然に生きる動物です。普段から自然に囲まれた環境で管理されているほうがストレスもたまらないでしょうし、ハンデどころか優位と考えることもできるのではないでしょうか。
坂路を利用して競馬場ではできない調教をすることもできますし、メリットは少なくありません。

ニューポリトラックとは?
電線被覆材、ポリエステル不織布、ポリウレタン繊維、硅砂等をワックスで混合したもので、優れた排水性と雨による馬場の悪化や走行時のキックバックが少ないのが特徴です。 また、衝撃吸収性が高く、馬の脚部への負担が軽減されるというメリットがあります。
調教用坂路コース 概要
総延長 1,050m(幅員5m)
スターティングゾーン 230m
トレーニングゾーン 400m(勾配3.0%)
ブレーキングゾーン 80m(勾配3.5%)
帰り馬道 340m
出張馬用厩舎 24馬房

桜の名所

桜

千葉県有数の桜の名所としても知られており、入口からロータリーまで約700メートルに約350本の桜並木が続いています。
例年4月上旬には、ソメイヨシノ、山桜、八重桜、シダレザクラなど数種類のサクラが花のトンネルを作り上げ、多くの人や出店で賑わいます。
印西市観光協会が「いんざい八景」のひとつして指定しているほか、千葉県選定の「房総の魅力500選」にも選ばれています。

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